札幌で車検を受ける際に、注意しておきたいポイントについて押さえていきます。
札幌で車検業者を選ぶ際の注意点や確認すべき事項を紹介するとともに、車検業者の種類やそれぞれの特徴、費用を抑えるためのポイントなどについて解説します。
車両を購入してから5年目以降の車検費用を抑えるポイントなど、車検に関する重要な情報を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- まずは自身の車種を確認
- 整備の質と車検にかけられる時間を決める
- 札幌は雪が多く少子高齢化が進んでいる
- 車検業者は大きく分けて5種類
- 複数業者の見積もりを比較する
- 2回目以降は車検費用が高くなる傾向
- 懇意の整備工場などに依頼すると良い
札幌で車検を受けるなら
札幌で車検を受ける際には、注意したい点が数多くあります。
札幌は、北海道の中でも有数の商業都市で、観光地としても全国的に有名です。
車両数も多く、札幌市で登録されている車両は貨物用なども含め70万台を超えています。
北海道内でも交通量が多いため、同時に事故件数も多くなっているのが現状です。
北海道での死亡事故件数は、全国的に見ても高い水準にあります。
北海道は面積が広いため、1回ごとの運転距離が長いことから、車検などで車両のメンテナンスを正しく行い、安全安心に運転できる環境を整えるのは大変重要です。
札幌で車検を受ける際に注意したいポイントについて、主なものを以下に6項目紹介します。
- 自分の車種と車検費用の確認
- ネット割引や早期割引をチェック
- Google MapやSNSの口コミを確認
- 希望する整備の品質を検討する
- 普段からやり取りのある業者で融通を利かせてもらう
- 車検にかけられる時間を検討する
札幌でこれから車検を受けようと検討している方は、ぜひ参考にしてください。
自分の車種と車検費用の確認
札幌で車検を受ける前に、ご自身が保有している自家用車の車種と、車検実施時に発生する費用を確認しましょう。
まず、車検費用の内訳について知る必要があります。
車検費用は、大きく以下の3項目に分類されます。
- 法定費用
- 車検基本料
- 整備料
法定費用とは、車検を受ける際に必ず発生する費用です。
法定費用は、自家用車を持つために必須となる自賠責保険の保険料と、自動車重量税及び車検手続き時に発生する印紙税から構成されます。
法定費用は、車種によって固定で発生するため、どの車検業者に依頼をしても一定して発生する費用と理解しましょう。
一方、車検基本料と整備料は業者ごとにその内容及び金額設定に違いがあります。
車検基本料は、自動車の基本点検技術料や代行手数料などから構成されています。
整備料は、車検を受ける前に実施する整備に要する費用です。
車検業者によっては、整備料を車検基本料に含めているケースも多いです。
車検業者から見積書を受領した際は、法定費用と他の費用を区分して、車検基本料及び整備料の違いに注目して比較すると良いでしょう。
以下では、乗用自動車の車検費用を車種ごとに紹介します。
車検を受ける前の目安として、ぜひ参考にしてください。
軽自動車の場合の目安
軽自動車の場合の法定費用は、以下の通りです。
自賠責保険(24か月) | 17,540円 |
---|---|
自動車重量税 | 6,600円 |
印紙税 | 1,600円 |
合計 | 25,740円 |
自動車の維持費を削減するため、軽自動車を利用している家庭も多いのではないでしょうか。
軽自動車とは、以下の条件をすべて満たした車種です。
- ボディサイズが全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下
- エンジン排気量660cc以下
- 定員最大4人
他の一般車両と比較して、車検の法定費用だけでなく自動車税や高速道路利用料など、様々な面で格安価格で利用可能です。
上記の法定費用に加え、車検を受ける際は車検基本料及び整備料で25,000円~30,000円程度必要となります。
従って、軽自動車の車検費用目安は5万円程度は必要になると考えておきましょう。
車検費用を最小限に抑えたい場合は、軽自動車の利用を検討すると良いでしょう。
小型乗用自動車の場合の目安
小型乗用自動車の場合の法定費用は、以下の通りです。
自賠責保険(24か月) | 17,650円 |
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自動車重量税 | 16,400円 |
印紙税 | 1,600円 |
合計 | 35,650円 |
小型乗用自動車とは、以下のような定義があります。
- ボディサイズが長さ4.70m以下、幅1.70m以下、高さ2.00m以下
- エンジン排気量が2,000cc以下
- 以上の条件を満たす軽自動車以外の車両
本記事においては、重量が1.0トン以下の車両としています。
小型乗用自動車の場合は、上記の法定費用に加えて車検基本料及び整備費として25,000円~80,000円が相場と考えられています。
業者により違いが大きい部分であり、十分比較をしながら自身に合った内容の整備を受けましょう。
法定費用と合算して、車検に際して最低でも6万円は必要になると考える必要があります。
中型乗用自動車の場合の目安
中型乗用自動車の場合の法定費用は、以下の通りです。
自賠責保険(24か月) | 17,650円 |
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自動車重量税 | 24,600円 |
印紙税 | 1,600円 |
合計 | 43,850円 |
中型乗用自動車とは、本記事においては軽自動車や小型乗用自動車以外の普通乗用車のうち、車両の重量が1.0トン以上1.5トン以下のものを指します。
中型乗用自動車の場合、車検基本料及び整備費の相場は45,000円~100,000円程度である場合が多いです。
法定費用と合算すると、車検費用として最低でも9万円程度は必要になると考える必要があります。
軽自動車及び小型乗用自動車と比較すると、かなり高い相場になっていることがわかります。
大型乗用自動車の場合の目安
大型乗用自動車の場合の法定費用は、以下の通りです。
自賠責保険(24か月) | 17,650円 |
---|---|
自動車重量税 | 32,800円 |
印紙税 | 1,600円 |
合計 | 52,050円 |
大型乗用自動車とは、本記事においては普通自動車のうち1.5トン以上2.0トン以下の車両重量を持つものを指します。
大型乗用自動車の場合は、車検基本料及び整備費の相場は60,000円~120,000円程度と考えられています。
このため、法定費用と合算すると最低でも11万円程度の費用がかかると考えておきましょう。
自動車にかかる車検費用は、車両の重量や規模が大きくなるにつれて高額になっていきます。
購入する車両を検討する際には、車検費用の相場を把握したうえで決めるという視点も大切なことといえます。
ネット割引や早期割引をチェック
札幌で車検業者を探す際は、業者ごとに実施している割引サービスなどを確認すると良いでしょう。
多くの車検業者が実施しているお得なサービスとしては、ネット割引や早期割引などが挙げられます。
インターネット経由での車検の予約によって一定の割引が受けられるネット割引は、便利に申し込めるうえに割引が受けられる点で、おすすめです。
また、車検予定日の一定日前に予約を行った際に受けられる早期割引も、お得なサービスです。
車検を終えた後、即座に2年後の予約をする人もいます。
正確な予定が決まっていない段階で予約をして、割引の権利を確保するという人も多いです。
依頼をする車検業者を決める際に割引の有無を確認するのはもちろん、業者を決めた後も申し込みできる割引サービスがないか、再確認すると良いでしょう。
また、割引だけでなくポイント制度なども併せて確認すると、さらにお得に車検が受けられるかもしれません。
Google MapやSNSの口コミを確認
札幌で車検業者を比較する際は、業者の公式ホームページや実店舗の印象に加え、各種口コミの情報を確認するのをおすすめします。
公式の情報ではわからない、業者の欠点や対応の悪さが話題になっているかもしれません。
各種口コミをチェックする際は、Google Mapや各種SNSを参考にすると良いでしょう。
Google Mapは単に地図を表示するアプリと認識している人が多いかもしれませんが、評判の良い店舗を探す際にも便利です。
札幌の地域の車検業者をGoogle Mapで検索した際に上位に表示される業者は、口コミ上でも評価が高いケースが多いです。
また、X(旧Twitter)などに掲載されている口コミは、実際に利用した人の生の声が反映されています。
口コミはあくまで個人の感想であるケースが多く、鵜呑みにするのは危険である場合も多いでしょう。
しかし、1つの車検業者に対して同様の口コミが多数寄せられている場合は、一定の信頼性が確保されていると判断できます。
札幌で車検業者を探す際は、公式の情報以外に口コミ関連の情報も確認し、怪しい業者でないかチェックすると良いでしょう。
希望する整備の品質を検討する
札幌で車検業者を探す前に、まずは自身が希望する車検整備の品質を決めるのも大切です。
車検前に実施する整備の内容は、車検業者によって異なります。
できるだけ高い安全性を確保するために、良い部品を用いて丁寧な整備をする業者ばかりでなく、車検通過に必要な最低限の整備に留める業者もあります。
どちらが良いか悪いかという話ではなく、ご自身の意向に合った方を選択するのが大切です。
車検整備にかかる費用を抑えたい場合は、簡易な対応をする業者を選ぶと良いでしょう。
一方、安心して日々の運転をしたいと希望する場合は、高い品質の整備が受けられる業者を選ぶのがおすすめです。
車検業者選びをする前に、自身が希望する整備の品質について考慮すると良いでしょう。
普段からやり取りのある業者で融通を利いてもらう
もし、車両の定期的な整備や緊急のメンテナンスなどで普段からやり取りのある業者がある場合は、車検の相談を優先的にすると良いでしょう。
地元の整備工場など、普段から懇意にしている業者の場合は、車検においても融通を利いてもらえる可能性があります。
例えば、本来は当日での車検対応をしていない業者であったとしても、無理を通してくれるかもしれません。
また、本来は適用されない割引やサービスが受けられる場合もあるかもしれません。
普段からやり取りがあり、技術についても信頼を置ける専門業者であれば、安心して車検作業を任せられるのも大きなメリットといえるでしょう。
定期的なメンテナンスは、車両の寿命を延ばす効果や、車検時の整備費用を節約する効果があります。
定期的なメンテナンスを依頼しているなど、車両に関する相談ができる専門業者と懇意になっておくのも車検対策の1つといえるでしょう。
車検にかけられる時間を検討する
札幌で車検業者を選ぶ際は、車検にかけられる時間も踏まえて検討しましょう。
車検業者によっては、手続きを簡易に行なうため、車検当日に納車を受けられるところもあります。
一方、ディーラーなど最大限の整備を行なう業者の場合は、車検が完了するまで数日を要する場合も少なくありません。
普段から自家用車を利用しており、生活必需品となっている場合、車検期間中での車両確保は非常に重要な課題です。
どうしても車検に時間をかけられないと判断される場合は、短時間で手続きを終えられる業者を選んで利用する必要があります。
逆に、車検に時間をかけても生活に支障がない場合は、出来るだけ安い業者を選んだり、整備の質にこだわった選び方をしたりして、自分に合った業者を選択できます。
車検業者選びの際は、車検にかけられる時間も考慮に入れて検討しましょう。
代車の有無とその費用を確認
自家用車へのこだわりがない場合は、代車の有無も併せて考慮すると良いでしょう。
代車とは、車検期間中に仮の車両を借りられるサービスです。
車検期間中に、自家用車でなくとも運転できる車両があれば良い場合は、代車サービスのある業者を優先的に選びましょう。
見積書に代車費用が含まれている場合も多いため、受領した見積書の内容を確認する必要があります。
逆に、代車のサービスが不要である場合は、見積書の代車費用は削除してもらいましょう。
利用しないサービスの費用を支払う無駄を省けるよう、見積書は隅々までチェックするのをおすすめします。
札幌の交通事情
札幌で車検を受ける前に、同地における交通事情を知っておくと良いでしょう。
自動車の運転において、地域性を考慮するのは非常に重要であるためです。
札幌は、北海道の中でも文化や産業面で重要な位置づけになっている都市といえます。
交通においても、他の地域にはない特徴もあります。
また、本州の各地域と比較しても、北海道ならではの特徴を理解する必要もあるでしょう。
札幌における交通事情について、以下の3つの視点から解説をします。
- 少子高齢化の進展
- 雪道の走行に注意
- 北海道随一の商業都市
札幌で車検を受ける検討をする前に、一度参考にしてください。
少子高齢化の進展
札幌の特徴として、少子高齢化の進展が見られる点が挙げられます。
札幌に限らず、少子高齢化の問題は地方のほとんどが抱える悩みでもあります。
少子高齢化の進展により、自動車運転における影響も大きいです。
高齢者が運転をする機会が増え、引いては事故につながる可能性が懸念されます。
実際に、札幌においては、65歳以上の高齢者が第一当事者となる交通事故の件数は増加傾向にあります。
運転手の高齢化に加え、歩行者側の問題も懸念事項といえるでしょう。
高齢者が歩行中に事故にあうリスクも増加しています。
札幌で自動車を運転する際には、少子高齢化の影響を切り離して考えるのは難しいでしょう。
雪道の走行に注意
札幌における自動車運転においては、雪道の走行に配慮する必要があります。
札幌に限らず、北海道や東北など北国は冬場を中心に積雪が発生します。
雪道の中を自動車で走行するのは、一般的な道路を走行するよりも交通事故の発生リスクが高いといえるでしょう。
また、冬場の北海道において自動車を運転する際は、スタッドレスタイヤやチェーンが必須となります。
雪がほとんど降らない地域で自動車を運転するよりも、高い維持費がかかると想定する必要があるでしょう。
雪道の走行は、慣れないドライバーであれば思わぬ事故を起こしてしまいかねません。
できるだけ安全に雪道での運転を行うため、車検時や定期的な自動車のメンテナンスは重要であるといえます。
気温が低い際にエンジンがかからないなどのトラブルを防ぐためにも、定期的なメンテナンスは欠かせないでしょう。
札幌のような雪道を走行する際は、相応の準備と適正な整備を行う必要があります。
北海道随一の商業都市
札幌は、広大な北海道の中でも随一の商業都市として有名です。
北海道の中では商業ビルが集中している地域で、多くの人が集まります。
産業面だけでなく観光地としても有名で、札幌市内にも時計台などの見どころが多くあります。
そのため、常に人の往来が多い地域でもあり、自動車の交通量も多いです。
人が多く集まる場所であるため、物資の移動も頻繁に行われており、トラックなど業務用車両の往来も頻繁に行われています。
伴って、交通事故のリスクが増すのは避けられません。
札幌での自動車運転の際は、常に交通量が多い地域であると自覚し、安全運転を心がけましょう。
また、定期的な車両のメンテナンスや適切な車検時の整備を受ける重要性も高いと考えられます。
札幌の車検業者の種類と選び方
札幌で車検業者を選ぶ際には、どのような選択肢があるのでしょうか。
車検業者の種類ごとに特徴があるため、まずはどの種類の車検業者を利用するのか決めると良いでしょう。
札幌で利用できる車検業者の種類について、以下で5種類紹介します。
- ディーラー
- 車検専門業者
- 車・バイク用品店
- ガソリンスタンド
- 自動車整備工場
車検業者の種類ごとの特徴やメリット及びデメリットを理解し、ご自身に合った種類を決めて具体的な業者選定に臨みましょう。
ディーラー
車検を受ける選択肢として、ディーラーに依頼する方法があります。
ディーラーとは、特定の自動車メーカーと契約を交わしている専属の販売会社です。
自動車メーカーから直接的に技術指導を受けているため、該当するメーカーの車両に関しては最上級の整備が受けられるでしょう。
整備時の部品交換においても、純正品を用いるのが一般的であるため、整備後の安心感が確保されています。
札幌市内には、ディーラーは30種類以上あります。
自動車メーカーごとに異なるディーラーがあるため、ご自身が利用しているメーカーを取り扱っているディーラーを見つけましょう。
ディーラーを利用するメリットとデメリット
ディーラーに車検の実施を依頼するメリットとしては、高いレベルの整備が受けられる点にあります。
該当の自動車においては、非常に高い技術を持って整備にあたってくれるでしょう。
また、部品交換も純正品を用いるのが一般的であるため、長期間安全に運転が可能です。
さらに、ディーラーはメーカーだけが持っている貴重な情報を知っている場合が多いため、車検を受ける機会に有用な予備知識が得られるかもしれません。
一方、ディーラーに車検の実施を依頼するデメリットとしては、費用が高くなってしまう可能性が高い点が挙げられます。
高い品質の整備を行い、部品交換も純正品を用いるケースが多いため、伴って費用が高くなってしまうのでしょう。
また、場合によってはディーラーから別の下請け業者に車検作業を委託されているケースもあります。
ディーラーを通すメリットが無くなってしまうため、実際に依頼をする前に業者に確認を求めると良いでしょう。
ディーラーでの車検は、安心感が高い反面料金が高くなるケースが多いなどのメリットとデメリットが存在します。
車検専門業者
札幌では、車検専門業者に車検作業を依頼できます。
車検専門業者とは、車検の実を専門に行う業者です。
ディーラーや整備工場のように、付随する作業を行っていないため、短時間で車検に特化した対応を行います。
車検専門業者は、全国チェーンで展開しているところが多く、全国どこでも同様のサービスが受けられるケースが多いです。
もし車検専門業者に車検の依頼をして、整備が必要な箇所が発見された場合は、他のディーラーなどに整備の依頼をするのが一般的です。
車検に特化した作業を依頼したい場合には、車検専門業者を選択すると良いでしょう。
車検専門業者を利用するメリットとデメリット
車検専門業者を利用する主なメリットとして、車検に要する費用が安い場合が多い点が挙げられます。
ディーラーなどが実施するような高品質の整備を行わず、最低限の整備にとどめるため、費用は安価な傾向にあります。
また、車検作業を終えて納車を受けるのが早い点も大きなメリットです。
車検当日に納車を受けられるケースも多いため、急いで車両を受け取りたい場合におすすめの業者といえるでしょう。
一方、車検専門業者を利用するデメリットとしては、十分なメンテナンスが受けられない点が挙げられます。
必要最低限の整備のみを実施するため、他の業者が実施する整備と比較すると品質は劣ります。
札幌での運転を安全に行うためには、整備内容が物足りないと感じる人もいるかもしれません。
整備の内容を充実させたい場合は、車検専門業者以外の業者を選択する必要があるでしょう。
車・バイク用品店
車・バイク用品店とは、一般にカー用品店と呼ばれる店舗です。
イエローハットやオートバックスが代表例で、全国規模でチェーン展開をしている有名店も多いです。
カー用品店では、エンジンオイルなどの自動車関連の消耗品から、車内で利用する芳香剤及びカーナビなど自動車に関するあらゆる商品を販売しています。
自動車を運転する人は、一度はカー用品店を訪れているのではないでしょうか。
普段から行くカー用品店で車検を受けるのは、あまり普段かかわりのない業者に相談するよりも安心感があります。
自宅に近い行きつけのカー用品店で車検の相談ができるのは、安心して作業を任せられるでしょう。
車・バイク用品店を利用するメリットとデメリット
車・バイク用品店に車検を依頼するメリットといえば、比較的高い技術で整備を行ってくれる点が挙げられます。
カー用品店には技術力のある整備士が常駐しているケースが多く、品質の高い整備を行ってくれる場所が多いです。
また、様々な種類の車両に利用できる部品を数多く常備している点も大きな魅力です。
ディーラーのような純正品ではなく、汎用性が高い部品を用いて比較的安価で部品交換ができるケースも少なくありません。
普段利用しているカー用品店であれば、店舗独自のポイントサービスの恩恵が受けられる可能性もあります。
車検費用は高額になる場合が多いため、付与されるポイントも多くなってお得です。
一方、カー用品店で車検を受けるデメリットとしては、時間がかかる場合が多い点が挙げられます。
カー用品店では車検以外にも部品販売や定期的なメンテナンスなど、様々な業務に対応しています。
車検を依頼しても、すぐに対応してもらえない場合があり、結果的に時間がかかってしまう場合も少なくありません。
確実に短時間で車検を終えたいと希望する場合は、車検専門店など対応が早い専門業者を利用しましょう。
ガソリンスタンド
一部のガソリンスタンドでも、車検の依頼ができる場合があります。
ガソリンスタンドは、通常ガソリンなど燃料の給油を目的に利用する設備ですが、近年は整備士が常駐している場所もあり、車検に対応してもらえるところも増えています。
普段利用しているガソリンスタンドで、給油のついでに車検の申し込みができるのは、非常に便利だと感じる人も多いでしょう。
ガソリンスタンドの中には、24時間車検の受付を行っている場合もあり、日中に訪れるのが難しい人でも手軽に利用できる場所もあります。
自宅の近くにある行きつけのガソリンスタンドで、車検の対応ができるか確認すると良いでしょう。
ガソリンスタンドを利用するメリットとデメリット
ガソリンスタンドで車検を受けるメリットとして、手軽に利用ができる点が挙げられます。
普段から利用しているガソリンスタンドであれば、気後れせずに車検の申し込みができるでしょう。
また、ディーラーなどと比べると安価で作業を請け負ってもらえる場合が多い点もメリットの1つです。
ディーラーなどのような質の良い整備は受けられない場合が多いですが、比較的費用を抑えられます。
ガソリンスタンドによっては、ガソリンの割引や洗車サービスなど、一定の特典が得られる場合も少なくありません。
一方、ガソリンスタンドで車検を受けるデメリットとしては、時間がかかってしまう場合が多い点が挙げられます。
ガソリンスタンド独自で車検を行える設備が整っていない場合が多いため、車両を移送する必要があり、時間がかかります。
また、費用がそこそこかかる割には整備の品質が高くありません。
より高い品質の整備を期待する場合はディーラーや整備工場の方が望ましく、費用を抑えたい場合は車検専門業者の方がおすすめでしょう。
費用面やスピードを重視したい場合は、ガソリンスタンド以外の業者に車検を依頼する方が良いでしょう。
自動車整備工場
民間の自動車整備工場でも、車検の対応をしているところがあります。
自動車整備工場とは、自動車修理や整備を専門に行っている業者です。
少人数で運営をしている場合が多く、腕の良い整備士が所属しているケースもあります。
自動車整備工場は、認証工場と指定工場に分類できます。
認証工場の場合は、車検用の設備を持たないため、車検場への車両の移送が必須です。
一方、指定工場の場合は工場内に車検用ラインを有しているため、その場で車検手続きを実行できます。
両方とも、運輸局長に技術を認められているため、ディーラー並みの高い整備技術が期待できます。
日常的に整備を依頼している自動車整備工場がある場合は、車検についても相談すると良いでしょう。
自動車整備工場を利用するメリットとデメリット
自動車整備工場に車検を依頼するメリットとしては、比較的安価で高い整備技術が期待できる点が挙げられます。
自動車整備工場には高い技術を持った整備士が所属しているケースが多く、特に指定工場の場合は安心して整備を任せられるでしょう。
幅広い車種に対応できる点も、自動車整備工場のメリットといえます。
一般的な車検業者では受付ができないような古い車両でも、自動車整備工場であれば対応してもらえる可能性があります。
普段から懇意にしている整備工場であれば、融通を利いてもらえる可能性もあるでしょう。
急いで車検を依頼しても、快く対応してもらえるかもしれません。
一方、自動車整備工場で車検を依頼するデメリットとしては、工場ごとの技術の差が大きい点が挙げられます。
最寄りの整備工場には、技術力の高い整備士が在籍していないかもしれません。
場所によって技術の差が大きいため、期待通りの整備を受けられない可能性もあります。
また、代車の用意が少ない点もデメリットです。
小規模経営の自動車整備工場では、代車の用意をあまりしていないケースが多いため、車検期間は車両に乗れない場合も多いでしょう。
自動車整備工場に車検を依頼する場合は、多くのメリットがあるものの、一部のデメリットも踏まえて判断しましょう。
札幌で車検費用を抑えるための対策
札幌で車検を受ける際に、費用を抑えるための対策を可能な限り講じましょう。
車検は、一定の間隔で実施を義務付けられているもので、高額の費用がかかってしまいます。
少しでも負担を軽減するため、できるだけ適切な対策を取りましょう。
札幌での車検費用を抑えるための対策として、主な方法を以下に4例紹介します。
- まずは希望の整備の質と予算を決める
- 複数の車検業者から見積もりを取得する
- 車検業者のポータルサイトで札幌の情報を得る
- ポイントなどの特典も加味して費用を比較する
費用を抑えたいと希望する際は、業者ごとのサービスや費用をじっくりと比較するのを徹底しましょう。
まずは希望の整備の質と予算を決める
車検費用を抑えることを検討する前に、まずは自身が車検を受ける際の整備の品質と予算を決める必要があります。
ただやみくもに安さを追求しようと思っても、自身の中で基準がないと判断が難しいでしょう。
前述のように、業者の種類により車検費用と整備の品質には違いがあります。
まずは、自身が希望する整備の品質を満たしているのはどの種類の業者かを決めましょう。
希望する整備の質を満たしている業者の種類を決めたうえで、費用を比べて少しでも負担を抑えられる業者を見つけるのがおすすめです。
まずは車検の際に希望する整備の品質を決めて、業者の種類を決定したうえで費用の比較をすると良いでしょう。
複数の車検業者から見積もりを取得する
車検業者に求める整備の品質と予算を決めた後は、複数の車検業者から見積もりを取得して比較しましょう。
同じレベルの整備であったとしても、業者によって費用が異なる場合が少なくありません。
また、車検代行手数料などの事務手数料の設定も、業者によって違いがあります。
1箇所の業者から見積もりを取って満足をするのではなく、可能な限り多くの業者から同条件での見積もりを取得して、少しでも安価な費用を提示している業者を見つけましょう。
見積もりを比較する際は、希望しない余分な費用を含んでいないか、確認する必要があります。
例えば、代車が不要な場合においても代車費用を見積もりに含めているかもしれません。
余分な費用となる項目は削除してもらい、費用を抑える努力を怠らないようにしましょう。
一括見積サービスが便利
複数の業者から見積もりを取得する作業に、面倒と感じる人も多いかもしれません。
そのようなときは、一括見積サービスを利用すると便利です。
一括見積サービスとは、インターネット上で利用できる見積もり依頼サービスです。
車両の乗車年数や車種及び走行距離など、必要な情報を入力して発信するだけで、まとめて複数の車検業者から見積もりが入手できます。
各業者に見積もりを依頼する手間を省けて、手軽に利用できる便利なサービスです。
一括見積サービスを利用する際は、対象となる業者の範囲に注意しましょう。
例えば、地元の整備工場は一括見積もりサービスに加入していないかもしれません。
希望する業者の種類が一括見積サービスで利用できない場合は、直接見積もりを依頼する必要があります。
車検業者のポータルサイトで札幌の情報を得る
車検業者に関連するポータルサイトを参考にして、情報を集めるのもおすすめです。
ポータルサイトとは、各ジャンルごとの情報を取りまとめているサイトで、車検業者に関するものもあります。
地域ごとの車検業者の情報が満載で、検索も簡単に行えるため、札幌の車検業者探しの際は大変役に立つサイトです。
また、車検に関する一般的な注意点や知識を紹介しているコーナーを設けるサイトも多く、車検前に一度は閲覧しておくと良いでしょう。
実際に車検業者を利用した人の口コミ情報も掲載されているケースも多いため、これから車検を依頼しようと検討している業者の口コミを事前に確認するのもおすすめです。
ポイントなどの特典も加味して費用を比較する
札幌で車検費用を抑えるためには、車検費用そのものだけでなく、ポイントなどの特典も加味して比較するのが良いでしょう。
車検業者の中には、店舗独自にポイントのサービスを展開している場合があり、車検費用についても一定割合でポイントが付与されるケースがあります。
車検費用は高額になるケースが多いため、伴って付与されるポイントも大きくなるでしょう。
また、ポイントに加えて他の特典の内容も確認するのがおすすめです。
業者によっては、車検の依頼によって他の点で特典を得られる場合があります。
例えば、ガソリンスタンドの場合はガソリンの割引や洗車サービスなどの特典が用意されているケースもあります。
車検費用を比較する際は、費用そのものに加えて、得られる他の特典についても確認し比較しましょう。
札幌の車検相場と金額が変わる理由
札幌で車検を受ける前に、ご自身の車種の場合の車検費用相場を確認すると良いでしょう。
事前に相場がわかっていると、業者ごとの比較をする際の基準として活用できます。
しかし、車検費用は初回よりも2回目及び3回目の方が高額になる場合が多いのをご存じでしょうか。
車検費用の相場を把握する際は、初回とそれ以降で判断基準を変える必要があります。
以下で、初回とそれ以降の車検費用の相場が変わる理由について紹介をします。
車両の買い替えも検討しながら、最もリーズナブルな取扱いを目指しましょう。
新車購入から3年目の車検
新車購入から3年目に、初回の車検を迎えるケースが多いです。
車検のタイミングは車種により異なりますが、個人が利用する乗用車の場合は、初回の車検を3年目に実施します。
初回の車検は、2回目以降と比較して費用が安価なケースが多いです。
初回の車検費用が安く抑えられる理由として、以下に3つ紹介します。
- 走行距離がまだ伸びていないケースが多い
- エコカー減税が適用される場合がある
- メーカー保証が適用される場合がある
車両購入から3年目であれば、まだ走行距離が長くない場合が多く大掛かりな整備が不要であるため、費用を抑えられるケースが多いです。
また、車両によってはエコカー減税が適用され、自動車重量税の減免が受けられる場合もあります。
さらに、3年目の頃はメーカー保証が適用される場合が多いため、部品交換の費用がかからないケースも多いです。
走行距離の長さによっては整備費用が高額になる場合もあるものの、一般的な利用の場合は初回の車検費用は安価な傾向にあります。
5年目の車検
多くの乗用自動車は、購入から5年目に2回目の車検を迎えます。
2回目の車検は、初回よりも費用が高くなる傾向にあります。
前述のように、初回の車検時にはエコカー減税やメーカー保証が適用されて割安になる場合がありますが、2回目以降ではこれらの適用が無くなるケースが多いです。
また、5年目になると走行距離が伸びており、大掛かりな整備が必要になる場合も増えます。
メンテナンスを適切に行っていないと、車検時に実施する整備が増え、引いては車検費用が高額になる場合もあるでしょう。
中古車なら7年ほどで買い替えも検討を
乗用自動車の場合は、購入から7年目に3回目の車検を迎える車両が多いです。
3回目の車検費用は、2回目よりもさらに高額になる可能性があります。
3回目の車検を受ける前に、買い替えを含めて実施の是非を決定する視点を取り入れましょう。
7年目以降も同じ車両に乗り続けるリスクと、買い替えて新しい車両に乗るコストと、どちらを優先するのか、決めると良いでしょう。
特に、購入したのが中古車である場合は、7年目以降も同じ車両に乗り続けるメリットは少ないかもしれません。
走行距離が伸びて整備費用がかさんでしまう点や、燃費が悪くなり効率が悪くなる点など、デメリットが増えてきます。
また、7年目の頃の方が買い替えの際の下取り価格が高く維持されている場合も多いため、経済的に乗り換えができる可能性もあります。
7年目に3回目の車検を迎える際は、買い替えも検討しながらトータルで最も経済的な選択をするように心掛けましょう。
5年目以降の車検を安く抑える方法
以上のように、5年目以降に受ける2回目以降の車検費用は高額になる傾向があります。
少しでも車検費用を抑えるため、可能な限り対策を講じるのが良いでしょう。
5年目以降の車検費用を安く抑えるための方法について、以下に4例紹介します。
- 4年目にメンテナンスを依頼しておく
- 整備もしてくれるディーラー以外のお店を見つけておく
- 整備依頼する前に写真を撮っておく
- ユーザー車検を検討する
高額になりやすい2回目以降の車検費用を抑えるため、以上の対策を積極的に検討しましょう。
4年目にメンテナンスを依頼しておく
5年目の車検を迎える前に、整備工場などでメンテナンスを受けるのがおすすめです。
特に直前の4年目に、車両全体の整備を受けると良いでしょう。
自動車の劣化しがちな箇所を先に整備しておくと、車検時の整備費用を安価に抑えられる場合があります。
劣化が進みやすい箇所として、以下が挙げられます。
- タイヤ
- バッテリー
- 冷却水
- オイル
- クラッチ
- トランスミッション
- スターター
- オルタネーター
以上の箇所を2年目及び4年目など定期的に整備し、車検時の費用を抑えましょう。
整備もしてくれるディーラー以外のお店を見つけておく
定期的な整備を依頼できる、ディーラー以外の場所を見つけるのがおすすめです。
特に、地元の整備工場で整備技術の高い場所を見つけて懇意になっておくと良いでしょう。
整備工場では、ディーラー並みの高品質の整備が受けられ、かつ費用を抑えられます。
自宅の近くに腕の良い整備士がいる整備工場がある場合は、定期的に整備を依頼して懇意になっておくと良いでしょう。
車検に関して、様々な融通を利かせてくれるかもしれません。
もし、整備工場などで十分なメンテナンスができている場合は、後述のユーザー車検を選択するのもおすすめです。
整備依頼する前に写真を撮っておく
車検前に整備を依頼する前に、車両の写真を撮影するのをおすすめします。
特に、エンジン周りなど車両の内部も撮影すると安心です。
業者の中には、わざと車両を破損させて整備費用に上乗せをして請求してくる悪徳な対応をするところもあります。
また、わざとではなかったとしても、誤って破損させた事実を隠してあたかも最初から破損していたとして整備費用を追加で請求されるケースも少なくありません。
破損が発生しやすいエンジン周りなどの写真を撮っておいて、不審な請求を受けた際の交渉の材料として活用しましょう。
ユーザー車検を検討する
もし、車検前に適切なメンテナンスができており、かつご自身に自動車の知識が十分にある場合は、ユーザー車検を検討するのも1つの方法です。
ユーザー車検とは、車検手続きをすべて自分で行う方法で、法定費用のみの支払いで済むため、コストを最低限に抑えられます。
車検時には自身で立ち合いをして、整備士とのやり取りもすべて自身で行う必要があるため、専門的な知識がないと対応は難しいでしょう。
また、車両を自分で運輸局まで運ぶ必要がある点も考慮する必要があります。
特に北海道の場合は運輸局が最寄にない場合も多いため、ユーザー車検よりも最初から業者に任せた方がトータルで考えると費用を安価に抑えられる場合もあるでしょう。
ユーザー車検を選択する際は、車検に要する手間と車検場までの距離を考慮して、対応可能と判断できるかしっかりと検討しましょう。
まとめ
札幌で車検を受ける際は、様々な観点から判断をする必要があります。
まずは、以下のようなポイントを確認してご自身の状況を把握しましょう。
- 自分の車種と車検費用の確認
- ネット割引や早期割引をチェック
- Google MapやSNSの口コミを確認
- 希望する整備の品質を検討する
- 普段からやり取りのある業者で融通を利いてもらう
- 車検にかけられる時間を検討する
札幌で車検の依頼をする業者としては、主に以下の5種類があります。
- ディーラー
- 車検専門業者
- 車・バイク用品店
- ガソリンスタンド
- 自動車整備工場
それぞれ特徴があるため、整備の質や費用相場を加味してどの業者に依頼をするか決めましょう。
車検費用は、3年目の初回よりも5年目以降の2回目及び3回目の方が費用が高くなる傾向にあります。
定期的なメンテナンスを受けたり、地元の整備工場と懇意になっておいたりして、2回目以降の車検費用を抑える工夫をしましょう。
出典・参考